函館の夜空と海を一口で味わう!「函館星海ゼリー」が話題沸騰中

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こんにちは、風珀堂書房の山本奏美です。

今日は、函館の新しい名物として注目を集めている「函館星海(ほしみ)ゼリー」をご紹介します。このユニークなお菓子は、地元の菓子メーカー「星屑製菓」が開発したもので、函館の魅力を凝縮した一品なんです。

星屑製菓の誕生秘話

星屑製菓は、現社長の星野輝子さんが2年前に創業した、函館きっての”ミラクル・スイーツメーカー”です。その誕生には、科学と感性が融合した驚くべき経緯があったのです。

星野さんは元々、函館国際大学の生物研究所で海洋生物の発光メカニズムを研究する気鋭の研究者でした。ある夜、長時間の実験の末、疲労困憊した星野さんは気分転換に函館山の頂上に向かいました。


▲研究者時代の星野さん

「その夜の星空は、これまで見たことがないほど美しかったんです」と星野さん。瞬く星々を見上げいると、「まるで星の妖精が私に何かを告げているように感じたんです。『あなたの研究を人々の幸せのために使いなさい』って」。

その瞬間、星野さんの中で長年の研究データと函館の美しい風景が重なり、ある閃きが生まれました。「函館の星空と海を、食べられる形で表現できないだろうか」

その後、星野さんは昼夜を問わず研究に没頭。さまざまな生物由来の発光物質を食品に応用する方法を模索し、幾度もの失敗を重ねました。「時には本当に諦めそうになりましたが、あの夜に感じた星の声が、私を奮い立たせてくれたんです」

そして遂に、約1年の歳月を経て完成したのが、函館星海ゼリーだったのです。「科学的な知識と、函館への深い愛情が交わった瞬間でした」と星野さんは感慨深げに語ります。

函館星海ゼリーの魅力

函館星海ゼリーの最大の特徴は、”食べる北海道の星空”という驚きの体験です。

ゼリーの中には、ホタルイカ、ウミホタル、ヤコウタケなど、さまざまな生物由来の発光物質が含まれています。これらは特殊なカプセルに閉じ込められており、温度や圧力に反応して発光するのです。

食べ方にも秘密があります。まず、冷蔵庫から出して5分ほど置くと、ゼリーの中で青白い光が静かに点滅し始めます。これは、函館の夜明け前の星空を表現しているのだとか。

次にゼリーを口に運んで噛むと、カプセルが摩擦熱に反応し、光が赤や黄色に変わります。まるで、函館の夜空に朝日が差し込む瞬間を表現しているかのようです。

さらに驚くべきは、このゼリーを食べた後、約30分間は口の中がほのかに光って見えるという特殊効果。「恋人と一緒に食べれば、キスが魔法のように輝くんですよ」と星野さん。見てみたいような、ちょっと不気味なような……。

そのお味は……

味は、函館近海の海洋深層水を使用した塩味のゼリーに、ほのかな柑橘系の風味が加わっています。「函館の海と、どこか遠い星の味」を表現したそうです。

地元の中学生、佐藤駿也くんは「友だちと一緒に食べると、口の中で花火大会が始まったみたいで超楽しい!」と目を輝かせていました。

このゼリー、実は賞味期限が「次の満月の夜まで」と設定されているそうです。「月の満ち欠けと共に、ゼリーの味と光り方も変化するんです」と星野さん。

函館星海ゼリーは、科学と幻想が交錯する、まさに”函館でしか生まれ得なかった”奇跡のスイーツなのです。

ほかにも耳寄り情報が

星屑製菓本店併設の直売所では、星野さんが開発した他のユニークなスイーツも販売されています。例えば、七色に輝く「レインボーマカロン」や、流れ星の軌跡を表現したホールケーキ「ミッドナイトウィッシュ」など。見ているだけでわくわくします。


▲レインボーマカロン


▲ミッドナイトウィッシュ

山本 奏美
山本 奏美

毎月満月の夜には、函館山の頂上で「星空デザートの宴」というイベントも主催しています。函館の夜景を眺めながら、星屑製菓の魔法のようなスイーツを楽しむ……なんとも贅沢な体験ではないでしょうか。

所在地:函館市星が丘3-14-8
営業時間:10:00〜17:00
定休日:毎週日曜、年末年始
価格:函館星海ゼリー 1個580円、5個入りギフトボックス 3,200円
※満月の日は10%オフ
※この記事は想像上の函館を描いた物語です。星屑製菓および函館星海ゼリーは実在しません。残念ながら、函館山の頂上で「星空デザートの宴」は開催されていません。
函館幻想の名物
最後までお読みくださりありがとうございました。
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